皆さん、こんにちは。
不用品回収業者に限らず、どの業種においても少なからずメリット・デメリットはあります。
大切なのはメリットだけでなくデメリットもしっかり把握したうえで、依頼をするかどうかを決めるということです。
ここでは不用品回収業者に依頼する場合のメリットとデメリットをお伝えしていきます。
不用品回収業者に依頼するメリットとデメリット
不用品回収を依頼したいけど、初めて依頼する人にとっては本当に依頼して大丈夫なの?と、不安に思うこともあるでしょう。
・安全なのか?
・悪徳業者に引っかからないか・・
・依頼する基準はあるの?
など、疑問に感じることも多いかと思います。
ここでは不用品回収を業者に依頼するときのメリットとデメリットをお伝えしていきます。
1.不用品回収を業者に依頼するメリット
●自治体で回収できない物でも回収してくれる
自治体が回収する、いわゆる粗大ごみの中にも回収不可とされる物もあります。
よくあるものでは冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどといった「家電リサイクル法対象品目」に該当する家電です。パソコンリサイクル法対象品目も自治体での回収は不可です。
これらは、販売店やメーカー、指定引取場所・リユース企業を利用して回収を行う必要があります。
このように自治体で回収ができない大型家電でも不用品回収業者だと手軽に回収と処分してくれます。
●日時指定、即日対応してくれる
自治体はその地域によって回収の日が指定されており、自分の希望する日時に回収することはできません。
その点、不用品回収業者だと希望の日時に依頼することが可能です。そのため、引っ越しの場合など「この日に処分したい」などの時は非常に便利です。
●自分で運び出しが不要。自宅まで取りに来てくれる
不用品回収業者は依頼者の自宅まで不用品を取りにきてくれます。そのため、わざわざ指定の回収場所まで運び出す必要はありません。特に大型家具といった自分だけでは運び出すことが不可能な不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼すると回収から処分まで行ってくれるのでおすすめです。
●大量の不用品でも一度で回収してもらえる
例えば、炊飯器1個だけカラーボックス1台だけとかなら自治体の粗大ごみに回収してもらう方がお得です。しかし、引っ越しや断捨離などいっきに大量のごみを回収してほしいなら不用品回収業者への依頼を検討することをおすすめします。
何故なら、自治体によっては一度に回収できる個数が決まっていたり、集積所が決まっているので大量の不用品がある上に、集積所まで距離があると何往復もしなければなりませんので、体力的にも時間的にも結構な労力を伴います。
不用品回収業者に依頼すれば自宅まで回収に来てくれますし、一度で大量のごみや不用品を回収してくれるので、体力・時間とともに労力がかからず、回収日時も指定できるので他の予定も立てやすいです。
●不用品を買取りしてくれる業者もある
業者によっては回収した不用品を買取りしてくれるところもあります。買取りした際の売却金はそのまま回収費用に充てることもできるので、結果費用を抑えることにも繋がります。
最近では買取りの他に「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の3Rに対応している業者も増えてきているので、業者を調べる際にはその辺りも依頼する条件などに入れても良いかもしれません。
【3R】
Reduce(リデュース):不用品を解体するなどしてなるべくごみを減らすことで、廃棄物の発生を抑えます
Recycle(リサイクル):回収した不用品を分別して出し、もう一度資源に戻して製品をつくることでその分、ごみを埋め立てする量や燃やす量を減らすことができます。
Reuse(リユース):不用品の中からまだ使える使用済み製品・部品・容器などを回収し再使用することでごみの量を減らします。
このように環境保全にも配慮してる業者は優良な業者が多い傾向にもあります。
2.不用品回収を業者に依頼するデメリット
不用品回収を業者に依頼するメリットもあれば勿論デメリットもあります。
ここでは依頼する場合のデメリット、注意点をお伝えします。
●自治体での処分より費用が高くなる
自治体で回収する粗大ごみだと一つ数百円〜高くても数千円で回収してもらえますが、不用品回収業者だとその金額では収まりません。
本来お客様がご自身で出すごみの分別・搬出・ゴミ出しの処分など、全ての作業を不用品回収業者が行いますので、そこには基本料金に加え作業に必要な車代や人件費がどうしてもかかります。
もし、ごみの数が単体だったり、時間や労力をかけてでも自力で処分したい、処分するための費用はかけたくない!といった方には不用品回収業者を利用することはおすすめしません。
●悪質な業者や無許可営業の業者が多い
こちらはデメリットというより最も注意が必要な問題といった方が良いかもしれません。全ての不用品回収業者とはいいませんが、悪質な業者に騙されたり無許可営業の業者に依頼してしまったというトラブルが跡を絶たないのが事実です。
国民生活センターに実際に連絡がきたトラブルの例をいくつかご紹介します。
・不用品をトラックに積み込んだ後に追加請求された
・事前に出してもらった金額の倍以上の金額を請求された
・不法投棄されてしっまていた
・キャンセルしたらキャンセル代を取られた
悪質な業者に間違って依頼することのないよう以下のことを心がけるようにしましょう。
・「無料回収します」などとアナウンスしながら回っているトラックを見かけたことがあると思いますが、そのような業者は無許可営業だったり悪質な業者の可能性が高いので依頼しない方が良いでしょう。「無料」という言葉ほど怖いものはありません。誰かに何かを依頼する時は必ず費用がかかると考えておくことが大切です。
・ご自宅のポストに「無料回収します」と記載されてるチラシが入ってたことがあると思いますが、そもそも自治体の粗大ごみの回収でさえ、処分するためにお金がかかります。ですから、「不用品の回収・処分をタダで引き取ってくれる」ということはありえないと考えておいてください。
・悪質な業者は回収作業が終わってから追加請求をすることが多いです。事前に見積もりを出さなかったり、金額が曖昧だったりするのも特徴の一つです。態度も急に高圧的になったりするので、特に高齢者や女性のお客様は必ずしっかりした見積りを書面で出してくれる業者かどうかも見極めましょう。
見積りを書面で出さないのは特定商取引法に違反しますし、領収書を発行しないのなら支払いをする必要はありません。
・無許可で営業するのは違法です。しかし、無許可営業している不用品回収業者が多いのも事実です。
不用品回収するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要で、許可を取得してる業者は車両の側面に許可番号を表示する決まりがあります。
また、不用品を買い取る場合は「古物商許可」が必要となりますので、買取りの検討もしている方は許可書を提示してもらうようにしてください。
以上、不用品回収を業者に依頼する場合のメリットとデメリットをお伝えしました。
不用品回収を依頼するさいは、3件以上の業者を選びそれぞれから見積もりを出してもらいましょう。数社から見積もりを出してもらうことで、悪徳な業者を選んでしまったというリスクは殆どなくなります。
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