皆さん、こんにちは。
一般的にお墓は亡くなった後に建てるものだと考えられていますが、自分のお墓をどこに建てるか、どんなお墓にしたいかなど自分の考えで決めるのも良いと思いますし、生前建墓にはメリットもあるので是非参考にしてみてください。
お墓を決める
最近はお墓の種類も増えており、また知らない方も多いかと思いますが、生前の間にお墓を建てることを「生前建墓」といい、実は相続税がかかりません。
こういった観点からも、前もってお墓を建てる方が増えてきています。
ここでは主なお墓の3つの種類と、それぞれ選ぶときにおさえておきたいポイントを解説します。
公営霊園
公営墓地は各都道府県や市町村などの地方自治体が運営、管理している霊園のことをいいます。
自治体が運営管理しているため、他の霊園と違って閉鎖などのリスクは少ないといわれています。
公営霊園のメリット
●経営が安定している・・・自治体が運営管理しているので、倒産や閉鎖といったリスクは他の霊園に比べて少ないといえるでしょう。
●使用料が安価が多い・・・民営霊園、寺院墓地などと比べて、公営霊園は管理料や使用料といった費用が安いといわれています。
一般的な年間管理費は【公営霊園:1000円〜】【民営霊園:5000円〜】【寺院墓地:6000円〜】と出ています。
●宗派や宗教の縛りがない・・・宗派などにかかわらず、宗教の制限がないのは公営霊園の大きなメリットの一つともいえるでしょう。
●お墓を立てるときの石材店が自由に選べる・・・石材店の指定が多い民営霊園や寺院墓地に比べ、公営霊園はお好きな石材店を自由に選ぶことができます。
しかし、霊園によっては既に墓石が決まっている場合もあるので、事前に確認をとると良いでしょう。また、複数の石材店から見積もり(相見積)をもらうことも可能です。
公営霊園のデメリット
●申し込み条件に制限がある
公営霊園にお墓を立てる場合、いくつかの条件が定められています。よく見られる条件として、以下のようなものがあります。
・墓地がある自治体に申込者の住所があること(もしくは本籍)
・埋葬、埋蔵されていない遺骨があること
・他の公営霊園にお墓をもっていないこと
・親族に継承者がいること
・3年以内に墓標を設置できること
他にも生前購入が不可だったり、他の墓地からのお墓の引っ越しが不可などの条件もあります。公営霊園でお墓を建てたいとお考えの際は、各公営霊園で条件を確認するようにしましょう。
●申し込み募集に期限がある。抽選になることがある。
多くの公営霊園では、使用申し込み募集に決まった期間しか募集を行っておらず、これは墓地に空きができた時にしか実施されないためです。毎年募集を行うこともあれば、数年に一度、または一定数の返還区画になり次第なため不定期なこともあります。
募集期間は自治体のホームページなどで確認ができます。また、公営霊園は使用料などの安さから人気があり、多数の応募になるため抽選になることが多いようです。
●1区画の面積が広い所が多い
公営霊園は、民営霊園や寺院墓地より1区画の面積が広い傾向にあります。広いと聞くと一見、ゆったりしていて解放感を感じられるなど良いイメージを持つかもしれません。
しかし、広いとその分だけ石材費や工事費といった、お墓にかかる費用の総額が高くなりますし、広ければ雑草や掃除など手入れの手間もかかります。
民営霊園や寺院墓地の小さい区画の方が総額費用を抑えられることもありますので、先ずは区画の広さや費用は、事前に調べておくことをおすすめします。
以上、今回は主なお墓の3種類の一つ「公営霊園」についてご紹介しました。
次回は、残りの2種類「民営霊園」と「寺院墓地」について解説していきます
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