皆さん、こんにちは。
今回は「終活」でやることの一つ、財産整理と葬儀についてお伝えします。
自分の財産が今どのくらいあるのか、自分が亡くなった後に誰にどのような形で財産を相続するか、葬儀について自分が亡くなったことを伝えてほしい人は誰なのかなど、元気な間に考えて整理しておくのも一つの手段です。
遺された家族のため、そして一番はご自身のためにお役に立てれば幸いです。
財産に関する整理と計画
まずは、土地といった不動産であれば権利書や登記簿、銀行口座、または株券・保険証券など自分の資産を把握します。それらを一つの書面に作成し、一か所にまとめて保管しておきましょう。
保管場所を信頼できる家族や親族、または友人に伝えておくことで折角まとめておいたものが無駄にならずにすみます。
併せてエンディングノートに財産の内容や書類の保管場所を書いておくと良いかと思います。ここで忘れてはいけないのが、負債や借金といったマイナスの遺産も相続の対象となるということです。
後でそれらが発覚すると手続きのやり直しや、相続の分配方法に影響を及ぼしかねません。マイナスの遺産があれば、必ず忘れずに書き残しておいてください。
連絡をとってほしい友人関係のリストアップ
ご自身に万が一のことがあった時、連絡をしてほしい友人や知人の連絡先をあらかじめまとめておくと、家族が連絡をスムーズにすすめることができます。
また、友人や知人をリストアップすることで、長年連絡が途絶えていたと旧友と再会し、繋がりを築けることもあります。
葬儀について
最近は、「家族葬」や「直葬」などさまざまな葬儀の形があります。
自分の希望や費用を踏まえ、どんなお葬式にしてほしいか、どのくらいの規模にしてほしいか、予め決めてエンディングノートなどに記しておくことで万が一の際でも遺族が円滑にすすめることが出来ます。
●生前に葬儀の予約をしておく
最近は生前に葬儀の予約をする人も増えてきています。健康なうちにいくつか葬儀社を見て、費用やプランの内容を比較や検討し、自分に合った葬儀を選ぶのも良いでしょう。
その際、注意が必要なのは違約金や年会費、解約はできるかなど後々トラブルにならないためにも、事前にしっかり確認をしておくことです。
また、生前予約をしていることを家族が知らずに、別の葬儀社に依頼し行ってしまうことを避けるためにも、生前予約をする時は必ず家族にもその旨を伝えておきましょう。
●生前葬
「生前葬」というフレーズも珍しくなくなりました
生前葬の最大のメリットは自分の葬儀にご自身が参加できるということと、参加してくれた方々に直接お礼や感謝の気持ちを伝えられるということです。
形式にこだわる必要もなく内容も自由に決められるので、青春時代に流行った音楽を流しながら皆で踊ったり、ビンゴ大会を開催したりと賑やかな内容にすることも可能です。中には香典などの疑問点や不安点を持つ方もいるので、それらを事前に説明しておくことも必要です。
また、生前葬を行っても亡くなったら納棺や火葬は執り行わなければなりません。
その際の葬儀についても決めておき、家族に伝えておくと良いでしょう。
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